未設定(仮)

何書くかまだ何も決めてない。

AtCoderで初段になった

AtCoderで最高レートが2000になりました。レートは下がるけど段位は下がらないのでこの題名になっています。

 

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精進記録

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黄色になった2021年8月14日時点におけるAtCoder Problemsのユーザーページです。

青色に初めてなった2020年3月8日時点では水diffを102問、青diffを45問、黄diffに至っては5問しか解いていなかったので、問題を「見る」のは大事だなあと思いました。

 

レートを上げるためにしたこと

必ずしも実力を上げるための行動ではないです。また黄色以上にレートを上げるためには同じ方法は通用しない可能性が高いと考えています。

  • 典型問題に絞って練習する

過去問を解くにあたっては、difficultyよりも出題されたコンテストの種類によって解く問題を選択しました。特にAGCの問題はad-hocな問題が多く、レートに即座に結びつかなさそうと判断したため同じdifficultyでも後回しにしました。また典型的な考え方を学ぶにあたってE869120さんの競プロ典型 90 問 - AtCoderは非常に参考になりました。コンテスト当時青色以下で唯一の満点を取るぐらいには真剣に取り組みました。

  • 解説AC

粘りませんでした。黄色は半分以上、橙以上はほぼ全て解説ACであったと記憶しています。前述した通り典型問題に絞って練習していたので、解けない問題は多くの場合自分の知らない考え方やアルゴリズムが用いられていました。(十分な知性があれば再発明によって自力でACできたかもしれませんが)

  • 復習

 約半年間コンテストに出ていなかったこともあり、一度解いた問題も時間を置いてからバーチャルコンテストなどで解き直しました。あるとても強い人の「ABCの過去問がそのまま出れば少なくとも2400performanceレベルは出せるようにしておけばABCは卒業できます」というコメントを見た影響もあります。

  • NoSub(失敗)

友人の記事を見てNoSubを魅力に感じた時期もありましたが、個人的には失敗でした。NoSubを視野に入れるとどうしても集中力が落ちるためパフォーマンスが落ちます。また自分の未熟さゆえ嘘解法で提出してしまい破滅したことが何度かあるため、レート最大化という意味でもうまくはいきませんでした。得意不得意がはっきりしている人、自分の解答の正当性を即座に証明できる人でようやく選択肢に入ると思います。

  • 短期集中

水色だった頃や青色になりたての頃の自分を思い返すと、コンテスト以外にあまり問題を解いていませんでした。暗記科目の試験にノー勉で臨んで満足な点を取れますか?私はとれない人間でした。ABCは思考力ではなく典型問題をいかにパターン認識で解くかというゲームであると気付いたのは最近でした。なので知識を短期間で集中的にいれることには効果があったと思います。*1

  • AOJ幾何埋め

埋めてから黄色になるまでの間幾何は一問も出ませんでしたね。これ要る?意外と面白いので食わず嫌いはやめた方がいいです。

  

コンテスト出場のモチベ:怒りと劣等感

 

こんなツイートをしてしまったのでこの節を書いています。

 

青色になってからしばらくは、レート伸び悩んでいたこと・自分の実力に多少満足していたということもあり、しばらく競技プログラミングにあまり力をいれなくなっていました。しかし3年の秋学期にアルゴリズムに関連する講義を受講したのが転期でした。授業の復習・試験勉強にもなるだろうと思い、久しぶりにコンテストに何回か出場したところ、あれよあれよという間に水色に転落してしまいました。

 周りが「やるだけ」と言ってさっと解いている典型的な問題が解けない自分に非常に腹が立ちました。お気に入り登録していた人々は、引退状態になっている人たちと黄色や橙色になっている人たちに二極化しており、続けながらレートも上がらない中途半端な自分が嫌になりました。特に友人のほとんどがunratedで悠々としてるなか解くABCは、居残りで追試を受けているような気持ちで非常に不快でした。 また、大学で離散最適化に関連する研究をしたいという気持ちがあったので、以下のツイートを見て己の未熟さを呪いました。

Chokudaiさんのtweet

 

やめるという選択肢を選ばなかったのは、離散数学や最適化に興味があったからということもありますが、このままやめたらコンプレックスになりそうだなと思ったからというのが大きいです。

 結論

自分なりに精進して自分なりの成果を得て気付いたこととして、才能あるなあと思っていた人々のほとんどは自分よりも多くの難しい問題にチャレンジしたということが挙げられます。才能を嘆く前に努力はした方がいいらしいです。

ところでad-hocはどうすれば解けるようになりますか?精進ですか?
 

*1:院試直前という時期が精進に適切かどうかは議論の余地があります。